ジャーナル・オブ・ファーマコビジランス

概要

シクロホスファミド初回注射後の可逆性後脳症症候群：症例報告

リュシー＝マリー・スカイルトー、ローラン・ユディエ、エリック・ルノーディノー、パトリック・ジェゴ、トーマス・ドルーエ

可逆性後脳症症候群は、急性頭痛、意識障害、発作、高血圧を特徴とする臨床放射線症候群である。最も頻繁な原因は、高血圧性脳症、子癇、およびいくつかの免疫抑制療法である。ここでは、高血圧および抗好中球細胞質抗体関連血管炎と半月体性糸球体腎炎を呈し、シクロホスファミドボーラスおよびコルチコイドで治療された75歳男性について説明する。可逆性後脳症症候群の症状は、シクロホスファミド注入から3日後の高血圧クリーゼ中に現れた。シクロホスファミドを中止し、リツキシマブ療法を開始した。患者は速やかに回復した。シクロホスファミドが唯一の原因である可逆性後脳症症候群の報告はわずかであり、それらはすべて腎疾患患者に関するものである。