学際社会科学のグローバルジャーナル

概要

アポン、インド北東部のミシン族にとって文化的に重要なアルコール飲料

ラジェスワル ペグ、ジトゥ ゴゴイ、アジット K. タムリ、ロビンドラ テロン

インド北東部のミシン族におけるアポン（ライスビール）製造の伝統的知識とその用途および文化的価値について議論した。非公式およびグループディスカッション、主要情報提供者への半構造化インタビュー、および個人的観察を含む参加型アプローチ法が採用された。消費および文化的使用のために、エポブ（スターターケーキ）で米を発酵させることで2種類のアポンが製造される。ノギンアポンは米を発酵させて製造され、一方、ポ:ロアポン（サイモッド）は米（通常はもち米）と籾殻および藁の灰を混ぜて発酵させて製造される。ポ:ロアポンは通常、祭りや儀式の際に製造される。ノギンアポンとポ:ロアポンはどちらも祭りや儀式、および社会生活に欠かせないものである。エポブの準備とアポン製造の全工程は女性だけが行う。栄養価、毒性、保存などの付加価値に関するさらなる研究は、このユニークなアルコール飲料の開発に貢献できる。