サルワ・アル・レファイーとモハマド・ハッタブ
ビタミンDへの関心が新たに高まっているのは、世界中でビタミンD欠乏症の有病率が高いことと、骨の健康以外の他の臨床状態とビタミンD欠乏症を関連付ける出版物が増えていることを反映している[1]。したがって、骨疾患や糖尿病などの特定の臨床状態を研究する場合は、総ビタミンDレベルと他の検査の組み合わせを検討する必要がある[2]。ほとんどの検査では、総ビタミンD(D3+ D2)検査の新しい測定法でさえ、ビタミンレベルの過小評価が観察されている[1,3]。また、ビタミンの基準範囲は50 nmol/l前後に設定されており、赤道に近づくにつれて日光への曝露が増えるため増加する[2]。わが国で提供されている検査では、異なる検査で異なる結果が得られるという事実にかかわらず、基準範囲として75 nmol/lを使用している。私たちは、2つの異なる検査法(RocheとdiaSorin)を使用して総ビタミンDを研究した。