ラミレス・ヤニェス GO*、マホニー D、ビムラー B
幼少期の不正咬合の治療における機能性装置の有効性については、いまだ議論がある。治療による良好な結果は重要であるが、長期にわたる結果の安定性が大きな懸念事項となる。本論文では、混合歯列においてビムラー A 型装置を用いて治療した 3 つの開咬症例の結果を示す。ここで示す開咬症例は、積極的治療期間後に積極的保定を行わなくても 14 年以上にわたり治療結果が安定していることを示す。これらの症例と弾性機能性装置を用いた症例との比較、およびその装置が舌の姿勢に及ぼす作用について議論する。本論文で示す症例は、幼少期の不正咬合を機能性装置で治療することを裏付けるものである。開咬を早期に治療するために選択された装置の特徴は、結果と安定性の重要な要因となり得る。