ニエッテ・V・フリセラン
アンボン島バグアラ湾の海域における毛顎動物の研究は、
1994 年 1 月から 3 月および 5 月から 9 月にかけて、ほぼ毎月の間隔で行われました。サンプル採取は、
7 つの固定ステーションで 200 μm メッシュの WP2 動物プランクトン ネットを使用して日中に実施されました。Sagitta
属に属する 11 種の毛顎動物と、その他の 2 種 (Pterosagitta draco および Krohnitta
pacifica) が記録されました。合計 23,960 匹の毛顎動物が調査され、そのうち
4,546 匹の腸内に獲物が含まれていました。カイアシ類は Sagitta enflata の主な獲物であり、
食事の 73.80% を占めていました。 S. enflata のステージ 2 の食物含有率 (FCR) は
他のステージよりも高く、ステージ 3 の毛顎類あたりの餌数 (NPC) は
他のステージよりも高く、湾口のステーションで記録された S. enflata (全ステージ) の 1 日の摂食速度 (DFR) は
湾内のステーションよりもわずかに高いことがわかりました。P. draco の FCR、 NPC、および DFR は S. enflata よりも低かったため、この季節と湾口のステーションでは、
カイアシ類のコミュニティ構造への影響が最も大きくなります。