スリ・ラクシュミ・アジット
2050 年までに 90 億人を超えると予想される人口の食事と栄養のニーズを満たすには、世界がさまざまな課題に直面しています。低所得国と中所得国では、微量栄養素欠乏症や感染症などの栄養不足が依然として主な関心事ですが、栄養過剰と非感染性疾患の問題も急速に増加しており、医療制度への負担が増大しています。栄養不足のこの「二重の負担」に対処するには、現在の食料制度を大幅に変更し、果物や野菜、ナッツや種子、全粒穀物、魚介類など、人間の健康を改善することが知られている食品の生産と消費を増やす必要があります。これらの食品の消費量が少ないことは、実際に世界の死亡や障害の一因となっています。