シェティガー・マラティ & シータラマイア・ティペスワミー
インド、西ガーツ山脈のトゥンガバドラ川上流域に生息する淡水産二枚貝 Parreysia corrugata (Mullar, 1774) の一般成分とミネラル組成を分析した。サンプルは 2009 年 3 月から 2010 年 2 月まで毎月トゥンガ川から採取された。組織中の平均グリコーゲン、タンパク質、脂質含有量はそれぞれ 9.62 mg g-1、7.73%、6.81% であった。カルシウム、鉄、マンガン、ナトリウム、カリウムの濃度はそれぞれ 11.78、6.33、9.94、3.33、4.56 mg g-1 であった。銅(0.06~0.16 mg g-1)、亜鉛(0.37~0.55 mg g-1)、マグネシウム(0.98~2.36 mg g-1)、鉄(0.03~0.08 mg g-1)の含有量はわずかな変動を示した。研究期間中のP. corrugataの組織における周囲の環境および生化学的変数の多変量統計分析により、合計5つの成分が明らかになり、総変動の94.02%を占めた。完全連鎖を用いた階層的クラスター分析により、生化学的変数の2つの異なるグループが示された。