生物学、農業、健康科学の世界ジャーナル

概要

イラクのガルマト・アリ川の生態学的状況

アブドゥル＝ラザク M. モハメド、カディム H. ユニス、エンティサール K. ハミード

ガルマット・アリ川の生態学的状態は、2015年11月から2016年10月までの期間、水質指数（WQI）と魚類総合生物学的指数（F-IBI）を用いて評価された。水温、塩分、透明度、pHは川の3か所で測定された。魚は毎月、異なる漁具で捕獲された。結果、川の水質指数（WQI）の年間値は49.5であり、水質の限界状態を反映していることが明らかになった。合計34種の魚が収集され、そのうち7種は在来種、8種は外来種、19種は海洋種であった。F-IBIスコアは、種の豊富さ、種の構成、栄養ギルドに基づく15の個別の魚類群集測定基準から計算された。川の全体的なF-IBI値は、損なわれていると評価された（F-IBI = 46.5％）。調査により、ガルマト・アリ川の生態学的状態は依然として悪化しており、チグリス川とユーフラテス川から川に流れ込む水の質と量を改善する必要があることが明らかになった。