アドナン・ジャシャリ* とアルバナ・メタジ・ストヤノワ
本稿では、マケドニア共和国の競争法の発展について、独占禁止法、支配的地位の濫用、集中、国家補助の分野における発展について論じる。議論は主に、2011年から2015年までの発展の立法枠組みと関連判例法に焦点を当てる。本稿では、最も重要な判例のいくつかについて一般的な概要を示すよう努める。さらに、本稿では、国家補助の分野における進展についてもある程度論じる。最後に、競争法もマケドニア共和国のEU加盟に必要な改革の関連分野であることを念頭に置き、競争を扱うマケドニア共和国に関してEU委員会が発行する年次「進捗報告書」についても本稿で取り上げる。