海岸地帯管理ジャーナル

概要

インドネシア中部ジャワ州スマラン沿岸地域のバボン川河口周辺の汽水池における水とノコギリガザミ（Scylla serrata Forskal.）の組織中のクロム（Cr）含有量

ナニク・ヘル・スプラプティ、ラクムディン・シャラニ、ストリスノ・アンゴロ

海洋養殖が直面している問題の一つは、近隣
地域での産業開発の存在である。研究の目的は、
中部ジャワ州スマラン沿岸地域のバボン川河口周辺の汽水池の水とカニ（Scylla serrata）のクロム（Cr）含有量を調べることである。
この研究では、系統的ランダムサンプリングが使用された。水中のCr含有量の分析は、
インドネシア環境省による水質基準と比較された。カニの組織中のCr含有量の分析は、
米国食品医薬品局（US FDA）によるマニュアル基準に基づいた。生物濃縮係数を使用して、
クロム含有量の蓄積を分析したところ、水中のクロム含有量は
それぞれ0.078 ppm（乾季）と0.065 ppm（雨季）であることが示された。ノコギリガザミ（Scylla serrata）の組織中のクロム含有量は、
5,237 ppm（乾季）、4,848 ppm（雨季）で、推奨される最大レベル（12
ppm）を下回っていました。クロム含有量の生物濃縮係数（BCF）は、蓄積性が低い（<100）。