渡部暁子、藤村拓、古舘貞徳、相葉節也
我々は、308 nm エキシマ光を用いて完全寛解を達成した、リンパ腫様丘疹症 (LYP) の 61 歳の日本人患者について報告する。興味深いことに、免疫組織化学染色により、CD30 +未分化腫瘍細胞が CD163 +マクロファージと CCL18 産生細胞に囲まれていることが明らかになった。これらはいずれも CTCL の予後と相関すると報告されている。我々の研究は、LYP の考えられる病因と、LYP に対する 308 nm エキシマ光光線療法の可能性に光を当てている。