ベダナンド・チョーダリー、サンダー・マン・シュレスタ、ウマ・シャンカール・シン、ヒラ・カジ・マナンダール、ナジャム・ワリス・ザイディ、レシャム・バハードゥル・タパ
ネパールのタラハラ地域農業研究ステーションで、2012年と2013年に、2種類のSub1イネ遺伝子型と2種類の非Sub1イネ遺伝子型の苗段階で、Magnaporthe oryzaeによる葉いもち病に水没が及ぼす影響を調べる実験が行われました。水没期間を主区画、遺伝子型を副区画とする分割区画設計が採用されました。2012年には4回の水没期間、2013年には5回の水没期間が採用されました。2013年の水没期間は、病害進行曲線下面積(AUDPC)で測定した葉いもち病に大きく影響しました。7日間水没した植物は、最も低いAUDPC値を示しました。イネ遺伝子型は、両年を通じてAUDPC値に大きく違いました。水没期間が長くなるにつれて病気の進行は減少し、Sub1遺伝子型ではより大きく減少しました。水没の有無にかかわらず、Swarna Sub1 は最も低い病気の重症度を記録しており、鉄砲水被害地域やネパールのテライ地帯で爆発が問題となっているその他の天水地域で推進できる可能性があります。