イタヤル A、メキビブ D、アラヤ A
動物の排泄物をバイオガスエネルギーに変換して従来の燃料に代わるものとし、スラリーを肥料として使用することが、エチオピアの国家バイオガスプログラム(NBPE)の現在の焦点です。しかし、バイオガス生産の可能性を調査できる植物種も多数あります。この論文では、アディスアベバ大学環境科学研究所で、Justicia schimperiana(JS)と牛糞をそれぞれ別々に、またはさまざまな組み合わせで嫌気性消化した実験結果を示します。JSと牛糞のバイオマスを特性評価し、次に各処理(T1(牛糞のみ)、T2(1:1)、T3(2:1)、T4(3:1)、T5(JSのみ)、T6、T7(消化槽排水あり))のバイオガス生産量とメタン含有量を、それぞれ間接法(水置換)と10%NaOHによるCO2吸収法を使用して推定しました。処理間でバイオガス生産量の統計的有意差(0.05レベル)が観察されました。 T5(JS のみ)はバイオガス生産量が最も高かったものの、その品質(メタン含有量)が最も低く、T3(牛糞と JS の比率が 2:1)は生産量が 2 番目に高かったものの、品質が最も高かったことがわかりました。このように、T3 は処理の中で最適なメタンガスを生成しました。さらに、JS および牛糞との組み合わせは、牛糞のみよりもバイオガスの量が多く、植物用のスラリーに多くのマクロ栄養素を含んでいました。このように、JS はバイオガスおよびバイオスラリー生産に適した材料であると考えられます。