カリス・アポストロプロスとG・ディアマントジャンニス
地震活動が活発なEU地域では、EC2やEC8-part3などの建築基準法の改正により、二相B500c鋼棒などの高性能鉄筋の使用が導入されました。ギリシャが過去10年間そうであったように、特に地震の多い地域では、鉄筋コンクリート構造物すべてにB500c鋼のみが使用されています。本研究では、一連の機械的引張試験を通じて、弾性領域における材料の機械的挙動を調査することに焦点を当てています。ほとんどの鋼材試験片(腐食前15個、腐食なし5個)の弾性領域では、「ひざ」が観察されましたが、これは材料のコアからのマルテンサイト皮質の局所的な剥離に関連していると思われます。 B500c 鋼棒上のマルテンサイトおよびフェライト-パーライトコアの界面限界における興味深い機械的挙動は、(非破壊)超音波検査(C スキャン)と SEM を使用した故障解析を実行することによってさらに調査され、構造的な内部故障が確認されました。