ティザズ デグ*、ワシフン ヤレガル、テスファイ グディサ
インゲン豆は、生産者と消費者にとって、栄養面、環境面、経済面など、多様な利点があります。しかし、その生産は多くの生物的要因によって影響を受け、脅かされています。インゲン豆の病気を特定し、優先順位を付ける目的で、エチオピア、ベンシャングル・グムズ地域、メテケル地域の3つのワレダ内で2018/19年の栽培シーズンに調査が実施されました。その結果、この地域のインゲン豆の生産は、真菌、細菌、ウイルスによって引き起こされる11の病気の影響を受けていることが分かりました。病気の重症度、発生率、有病率に基づいて、病気は重症、中等症、軽症に分類されます。角斑病(Pseudocercospora griseola)、炭疽病(Colletotrichum lindemuthianum)、粉状葉斑病(Mycovellosiella phaseoli)、およびセルコスポラ葉斑病(Cercospora cruenta )は、主要な病気に分類されます。さび病( i )、クモの巣病( Rhizoctonia solani Kühn )(終末型Thanatephorus cucumeris (Frank) Donk )、アスコヒタ疫病(Phomaexigua var. exigua/Ascochyta phaseolorum acc)、およびインゲン豆モザイクウイルス(ポティウイルス)は中程度に分類され、残りの 3 つの病気:ハロー疫病(Pseudomonas syringaepv. phaseolicola)、一般細菌性疫病(Xanthomonas axonopodis pv phaseoli)およびべと病(Phytophthora phaseoli Thaxt)は軽微な病気として分類されています。調査により、今後この地域におけるインゲン豆の生産と病気の管理方法および品種開発の取り組みは、インゲン豆の栽培品種の生産と生産性を維持するために、これらの主要な病気(角斑病、炭疽病、粉状葉斑点病、カエル眼葉斑点病など)に重点を置く必要があることが明らかになりました。