海岸地帯管理ジャーナル

概要

南シナ海南部における底生魚類の現存量評価

ジュリアス・AN・マスリカット

底魚類の評価は、最適な漁業を行うための前提条件である。本稿では、南シナ海南部の底魚類の現存量を、調査区域法によって測定した。調査は、2005年6月18日から30日にかけて、調査船SEAFDECによって実施された。漁獲物は、18か所の現場ステーションを使用した底引き網から得られた。154種と38,563個体がそれぞれ確認された。漁業活動では、Leiognathus bindusが優占種であった。単位面積あたりの漁獲量（CPUA）は、62.99～748.57 kg km-²で、平均420.32 kg km-²であった。全体の漁獲率は5.6～121.97 kg hr-1で、平均50.54 kg hr-1であった。調査区域の底魚類の現存量は124,560トンであった。