ダイエ B、ヴィエイヤール V、アスティエ A、ポール M
病院用製剤の製造に関わる臨床試験の一環として、生理食塩水で希釈したモルヒネ塩酸塩溶液の安定性を 0.33 mg/mL の濃度で 3 mL のポリプロピレン製注射器に入れて 2 年間にわたって調査しました。注射器は 3 バッチ製造され、+5°C および +22°C の遮光下、および +40°C、相対湿度 75% の気候制御室で保管されました。イオン対逆相極性高速液体クロマトグラフィーによるモルヒネ塩酸塩の安定性を示す分析法の開発、pH および浸透圧の測定、および溶液の肉眼的および顕微鏡的観察を使用して、サンプルの安定性を評価しました。化学的および物理的安定性の研究により、ポリプロピレン製注射器に 0.9% NaCl で希釈したモルヒネ塩酸塩溶液 (濃度 0.33 mg/mL) は、注射器を +5°C または +22°C で遮光して保管した場合、最大 2 年間安定していることが示されています。