概要

血流感染から脊椎椎間板炎までのスフィンゴモナス・パウシモビリス

エドモンド・プカ、アルジャン・ハルシ、ジョニダ・メフメティ、アルベン・ロジ、ゲンティアン・フーティ、ベキム・ジャタ、アルバナ・ダカ、ディミッター・クラジャ

スフィンゴモナス・パウシモビリスは、黄色の色素を持つ好気性非発酵グラム陰性運動性桿菌である。自然界や病院環境で広く見られるスフィンゴモナス・パウシモビリスは、重篤な感染症や生命を脅かす感染症を引き起こすことはまれである。臨床検体から分離されることはまれであるが、健康な人および免疫不全の人の両方において、さまざまな感染症に関連している。本報告では、スフィンゴモナス・パウシモビリスによる感染症の症例を 2 件示す。1 件は全身血流感染症、もう 1 件は局所感染症であった。1 件は免疫正常者であり、もう 1 件は 10 年以上糖尿病を患っていた。2 件とも、スフィンゴモナス・パウシモビリスによる市中感染であった。これらの症例は、スフィンゴモナス・パウシモビリスが市中感染として留意する必要があることを強調するために報告されている。本報告では、アルバニアにおけるスフィンゴモナス・パウシモビリスの最初の症例 (1 件は免疫正常患者の脊椎椎間板炎) を示すとともに、この微生物による感染症に関する最新の文献を紹介する。

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