熱帯医学と外科

概要

ナイジェリア、カドゥナ州の公立三次病院に通院中の患者におけるB型肝炎感染の血清有病率

エディア-アスケ UA、アブバカール Z、アスケ S

ナイジェリアのカドゥナ州にある公立三次病院に通う外来患者から無作為に選ばれた100人を対象に、B型肝炎感染の有病率と、この感染力の高い病気についての人々の一般知識を確認するための調査が行われた。採取された血清は、Wondfo診断迅速検査キット（中国）を使用して、B型肝炎表面抗原（HBsAg）の存在について検査された。また、対象者にアンケートを配布し、病気についての認識を確認し、有用な社会人口統計情報を得た。研究対象集団における重要な特性間の統計的関連性を確認するために、カイ二乗検定が使用された。患者100人中12人がHBsAg陽性であり、有病率は12%であった。血清陽性/献血の間には有意な関連性（p˂0.01）、また血清陽性/B型肝炎予防接種の間にも有意な関連性（p˂0.05）があった。研究対象集団では、HBV 感染についての知識が一般的に乏しかった。