細菌学および寄生虫学ジャーナル

概要

ブルセラ症のまれな症状

ヤサル・アルブシュラ・アブドゥル・ラヒエム・アハメッド

ブルセラ症に伴う血小板減少性紫斑病は、世界の文献ではほとんど報告されていない。我々は、発熱、紫斑性皮膚病変、鼻出血を呈した 33 歳男性の急性ブルセラ症の症例を報告する。初期の臨床検査では、血小板数 5,000/mm3 の孤立性血小板減少症とブルセラ血清学的検査陽性が明らかになった。血小板減少症は、治療開始 8 日目に適切な抗生物質により速やかに解消した。ブルセラ症は、ブルセラ流行地域での血小板減少性紫斑病の鑑別診断に含めるべきである。