エシェトゥ・モラとバシャ・アイェレ
マラリア対策は進展しているものの、エチオピアでは国土の約 75% と人口の 60% がマラリアに感染しています。本研究の目的は、エチオピア南部のディラ市と周辺農村地域におけるマラリアの蔓延と関連要因を評価することです。2014 年 10 月 1 日から 12 月 29 日まで、医療施設で施設ベースの横断研究が実施されました。層別サンプリング手法を使用して、代表的な個人を選択しました。データ収集ツールとして、事前にテストされた構造化質問票と血液塗抹標本検査形式 (n=350) を使用しました。末梢血サンプルを収集し、厚い血液塗抹標本と薄い血液塗抹標本でマラリア原虫の存在を顕微鏡で観察しました。個人データは、家庭ベースの質問票を通じて収集しました。最後に、SPSS バージョン 20.0 を使用してデータを入力し、分析しました。調査対象地域におけるマラリアの全体的な有病率は 16.0% で、周辺地域 (53.6%) と 15~24 歳の年齢層 (35.7%) での感染率がより高かった。検出された主なマラリア原虫種は三日熱マラリア(62.5%)で、次いで熱帯熱マラリア(26.8%)、両種の混合マラリア感染 (10.7%) であった。カイ二乗検定の結果、土壁の家屋に住んでいることと殺虫剤処理済みの蚊帳が利用できないことが、マラリア原虫に感染するリスクと有意に関連していることが判明した (p<0.05)。近くのよどんだ水に住む人は、これらのリスク地域から遠く離れた人よりもマラリア原虫に感染する可能性が 2 倍高いことが判明した (OR=2.01、95% CI: 1.50~3.85)。過去 6 か月間に殺虫剤を散布した家屋はマラリア感染から保護されていました (OR=2.45、95% CI: 2.20-3.99)。結論として、本研究で報告されたマラリアの蔓延率は、年々減少しているにもかかわらず、国内の多くの地域で報告されているものよりも高かった。