概要

スーダン、白ナイル州の学童における腸内寄生虫感染症の蔓延と関連する危険因子

モハメッド・A・スリマン、アブダルモネイム・M・マグブール、ハフィズ・Y・モハメッド、アブデルハカム・G・タモム、フサメルディン・A・バキット、サラ・A・アルトゥーム、シャワス・M・アーメド

この前向き横断研究は、2017年9月の間に白ナイル州で実施され、学童の腸内寄生虫感染の有病率を推定した。検査された253の便サンプルのうち、全体の有病率は56.9% (144/253) で、ハガール・アサリヤ学校での有病率が80% (64/80) と最も高く、次いでアル・カドグリー学校で52.4% (44/84)、アル・アズハリで40.4% (36/89) であった。学童に最も多くみられた腸内寄生虫は、赤痢アメーバ31.2% (79/253)、G. ランブリア22.9% (58,253)、H. ナナ2.8% (7,253) であった。最も感染が多かった年齢層は(10-13)で、有病率は43% (108/253) であった。感染者数は男性よりも女性が多かった(p値=0.0001)。腸内寄生虫感染と飲料水源、トイレ後の手洗いとの間には有意な相関関係があった。一方、父親の教育、母親の教育、トイレの利用可能性との間には有意な関連は見られなかった。

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