リッチモンド・R・ゴメス*
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2によって引き起こされるコロナウイルス疾患2019（COVID-19）は、世界的に広がっています。コロナウイルス疾患2019（COVID-19）のほとんどの患者は軽度または中等度の症状を呈しますが、15％は重度の肺炎を、5％は急性呼吸窮迫症候群（ARDS）、敗血症性ショック、および多臓器不全を発症する可能性があります。一部の患者は、関節痛または関節炎を経験することもあります。COVID-19の感染中または感染後に反応性関節炎の症例が報告されています。ワクチンは感染拡大防止に重要な役割を果たします。しかし、ほぼすべての種類のワクチンで有害事象が報告されています。COVID-19ワクチンの使用が承認されたことで、わが国ではワクチン接種プログラムが開始され、現在も継続されています。ワクチン接種後の反応性関節炎（ReA）は報告されていますが、COVID-19ワクチン接種後のReAは広く報告されていません。 COVID-19ワクチン接種の8日後に左膝、左足首、右手首の関節に急性ReAを発症した26歳の女性について報告し、病因と予防戦略について議論した。彼女はCOVIDワクチン接種の8日後に12日間、乏関節炎を呈した。最終的に、彼女はCOVIDワクチン接種後にReAと診断され、全身ステロイドを投与された。腫れと痛みは7日後にはほぼ消失した。1か月の追跡調査では、彼女の状態は正常であった。COVID-19ワクチン接種後のReAはまれである。ワクチン接種の利点は潜在的なリスクをはるかに上回るため、ワクチン接種は現在の推奨事項に従って実施する必要がある。COVID-19ワクチン接種後に自己免疫疾患を発症するリスクが高い個人を特定するために、さらに注意を払う必要がある。より汎用性が高く安全なワクチンを研究する必要がある。