クルティ N *、ラジャセカール G、アヌラーダ B、クリシュナ プラサド L
研究の目的: 縫合部位感染は手術の一般的な合併症で、治癒を遅らせ、全身性敗血症を引き起こすこともあります。縫合材が付着性異物として作用し、創傷敗血症のリスクを高めることは周知の事実です。創傷感染は、創傷内に残った縫合材の周囲から始まることがよくあります。そこで、縫合材への細菌付着を減らし、創傷治癒を促進するという観点から、ポリグラクチン 910 (ビクリル) とトリクロサンコーティングされたポリグラクチン 910 (ビクリル プラス) の有効性を比較する前向き二重盲検試験を実施しました。
患者と方法: この研究は、ママタ歯科大学病院の口腔顎顔面外科に報告され、軽微な口腔外科手術を受ける予定の患者 40 名を対象に実施されました。患者は 20 名ずつ 2 つのグループに分けられました。グループ 1 では 3-0 ビクリル* 縫合糸が使用され、グループ 2 では 3-0 ビクリル プラス* 縫合糸が使用され、結果が比較されました。統計分析は、SPSS ソフトウェアを使用してカイ 2 乗検定で行われました。
結果:縫合糸への細菌付着はグループ 1 の方が多く、グループ 2 と比較して非常に有意でした (p<0.001)。創傷治癒と物理的特性は両方の材料で同等でした。
結論: トリクロサンコーティングされたポリグラクチン 910 縫合糸を使用すると、手術部位の細菌負荷が効果的に減少します。縫合材料に付着した細菌は歯原性感染症を引き起こす可能性があり、縫合糸の除去はその後菌血症を引き起こす可能性があるため、トリクロサンコーティングされたビクリルは口腔外科手術を受ける患者にとって効果的な代替手段です。