概要

ペーシング誘発性心臓リモデリングの薬理学的予防に関する展望:細胞外マトリックスを標的とする

アンジェイ・トマシク

右室心尖ペーシングは左室の非同期収縮を引き起こす。非同期は心室リモデリングにつながり、最終的には心不全につながる。動物実験では、非同期収縮は細胞外コンパートメントのコラーゲン含有量、活性、マトリックスメタロプロテアーゼとその阻害剤の発現の変化を伴う大きな混乱を伴うという証拠が示されている。アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシン受容体遮断薬、ベータ遮断薬などの治療薬には、心筋梗塞後の左室リモデリングを防ぐ能力があるため、ペースメーカーを植え込み、右室ペーシングを義務付けている患者に対する抗リモデリング治療として考慮すべきである。このような予防管理の証拠と根拠をまとめる。

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