蒔田永吉、真柳源、井川啓二、国井良太郎
歯周炎の進行を抑えるため、青少年の小グループに専門家による歯の清掃指導を行った有効性を評価した。女子高校生の歯周状態を CPI 指数で調べた。合計スコアと最大スコアは、それぞれ CPI スコアの合計と最大スコアとして表した。この予防プログラムには、合計スコアが 10~14 の生徒 26 名が全生徒から選ばれた。O'Leary の PCR は、生徒自身が 5 分間歯を磨いた後に記録された。その後、生徒はさらに 10 分間歯を磨いた。最後に、従来のブラシを使用して歯を磨くように指導した。この指導は、1 週間間隔で 10 週間行われた。O'Leary
の PCR は、初回の検査から最終検査までの間に大幅に減少した。翌年の検査では、合計 CPI スコアと最大 CPI スコアの両方が大幅に減少した。プログラム後、最大歯周ポケット深度が大幅に減少した。
全生徒の約 3% がプログラムを受けたにもかかわらず、すべての生徒で小スコアが増加したことから、このプログラムの効果がより広いグループに広がった可能性が示唆された。十分な繰り返しの指導によりブラッシング技術が向上し、初期歯周炎の進行が抑制され、歯周病の状態が改善したため、このプログラムは青少年の歯周炎予防に寄与する可能性がある。