ゼキル・ヴェセラジ & ベヘト・ムスタファ
本稿では、過去 10 年間のコソボにおける自然保護に関する立法の主な進展について調査する。2012 年には、ビェシュケト・エ・ネムナ国立公園とシャリ国立公園という 2 つの国立公園に関する非常に重要な法律が承認された。これらの進展により、2003 年に国土の約 4.36 % であった保護区ネットワークは 11.02 % に増加し、保護区の水準は十分に達し、保護区の数は合計 98 に増加した。保護区の保全に関しては大きな進歩が実現されているが、希少種および絶滅危惧種の動植物の保全については停滞が見られる。法律で想定されているものの、希少種および絶滅危惧種のコソボレッドリストはまだ採用されていない。また、この法律に含まれる実際的な対策の実施においてもわずかな進歩が見られる。