任秋葉と朱夏世
本研究では、メチル-β-シクロデキストリン(メチル-β-CD)とセチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)を協調的に増感した蛍光分析法を用いてレボフロキサシン(LVFX)を定量する方法を開発した。メチル-β-シクロデキストリン-CTABのシステムでは、LVFXの蛍光強度がH2O媒体中よりも大幅に増加したことが結果で示された。λex/em=330/507 nmおよびpH 4.5の条件下では、LVFXの直線範囲と検出限界はそれぞれ0.04〜4.0 μg/mLと0.316 ng/mLであることが判明した。増感蛍光法のメカニズムは、ベネシ-ヒルデブランド法と蛍光の蛍光量子収率によって議論された。提案された方法は、満足のいく回収率で点眼薬の実際のサンプル中のLVFXの定量に適用されている。