ヌルル・アフィダティ、サンゴ・リー
トロール漁が環境や社会に及ぼす影響について多くの証拠があったため、政府はアラフラ海を除くインドネシア海域でのトロール漁を禁止した。これは、同海域でのトロール漁を無制限に許可しただけではなく、エビ資源を最適な方法で利用するための措置と併せて実施された。それは、投入管理、産出管理、技術的措置である。本稿では、これらの管理措置を適用する上での2つの大きな課題、すなわちエビ資源の減少と法的強制力の欠如について検討する。エビトロール漁業にどのような漁業規制を課したとしても、効果的な強制力がなければ、漁業管理の目的は達成されないだろう。