エリヤフ・マス*、ヤエル・パルモン、ウリ・ジルバーマン
目的:小児歯科専門医 (SPD)、小児歯科研修医 (RPD)、一般開業医 (GP) が日常の小児歯科治療で使用する局所麻酔 (LA) の量を評価し、最小量を使用するための推奨事項を提示する。
研究デザイン:前向き研究。4 人の専門医 (SPD-55 カートリッジ)、5 人の小児歯科研修医 (RPD-43 カートリッジ)、3 人の一般開業医 (GPs-22 カートリッジ) が小児の歯科治療を行った後、120 個の LA カートリッジを収集した。使用した溶液の量は、元の 1.8 ml からカートリッジ内の残りを差し引いて測定した。
結果:専門医と研修医は、GP と比較して有意に低い量の LA 溶液を使用した (0.786/0.746 ml ± 0.4 Vs.1.65 ml ± 0.3、P<0.001)。
考察: LA ガイドラインは、最適な効果を達成し、安全性を高め、副作用を減らすことを目的としています。歯科医はそれぞれ異なるトレーニングと経験、性格や習慣を持っており、それが LA の使用に影響を与える可能性があります。この前向き研究では、これらの要因を評価しました。
結論:歯科医のトレーニングは、歯科治療中に小児に注入される LA 用量の貴重な予測因子です。専門医と研修医が研究で使用した平均用量は、一般医の半分以下でしたが、治療する歯の数、部位、治療の種類、患者の年齢に関係なく、歯科治療を成功させるには十分でした。小児歯科では、LA の最小有効用量を使用する意識を高めることを提案します。