ディーパリ・M・マスルカル、サイード・I・カティブ、マニタ・T・ウィリアムソン、ニキータ・V・ナイク、ダクシタ・T・ナルヴェカル、アシュウィニ・A・ジャダヴ、マヘシュ・A・ハラレ、セジャ・J・ラソッド、プラティバ・J・シャー
この研究の目的は、迅速ラテックス凝集試験を用いて下痢を伴う HIV 血清陽性および陰性患者におけるロタウイルスの発生率を判定し、それを臨床症状と相関させることでした。この研究には、下痢を伴う合計 126 人の患者 (HIV 血清陽性 74 人、HIV 血清陰性 52 人) が登録されました。研究対象者全体のうち、100 人 (79.37%) が成人で、26 人 (20.63%) が小児でした。急性下痢の発生率は 54 人 (42.86%)、慢性下痢は 72 人 (57.14%) でした。統計的には、両者の差は有意であることがわかりました (p = 3.33E–06)。慢性下痢はHIV血清陽性患者55名(74.32%)に見られ、急性下痢はHIV血清陰性患者35名(67.31%)に見られました。ロタウイルスはHIV血清陽性患者9名(12.16%)とHIV血清陰性患者3名(5.56%)で検出されました。ロタウイルス陽性率はHIV血清陰性患者よりもHIV血清陽性患者の方が高かったです。ラテックス凝集試験は便検体中のロタウイルスを簡単かつ迅速に検出するのに適したツールであることが判明し、理想的なベッドサイド検査となりました。