モハメド・アジーズ・サイード
この論文では、星の光の直線偏光の分析を紹介します。フレッド・ホイルが作成した中空バクテリアの円筒形モデルと直線偏光のセルコフスキーの法則の近似を、天の川銀河の選択された6つの個々の星のデータに適用しました。星 (HD197770、HD2905、HD37903、HD25443) の直線偏光は、参考文献 (11、13、18、19) から収集しました。観測は、1990年12月2日~9日のスペースシャトルコロンビアのアストロ-1ミッション中に、ウィスコンシン紫外線光分光偏光計実験を使用して行われました。ミッションでは、波長範囲 ( l -1 = 1.35 m m-1~7.14 m m-1) のカセグレン分光器と偏光光学系を備えた0.5m望遠鏡が使用されました。星 HD7252 と HD161056 の直線偏光のデータは、文献 (12) から収集されました。観測は、1992 年 9 月のハッブル宇宙望遠鏡ゲスト観測プログラムのサイクル 1 で行われました。このミッションでは、波長範囲 ( l -1 = 0.32 ~ 7.69 m m-1)の星間直線偏光を観測するために、微光天体分光器が使用されました。
セルコフスキーの関係と中空円筒形バクテリアモデルは、観測された偏光データとよく一致していることがわかります。UV 領域でのモデルの適合は良くありません。粒子は、偏光の位置角が磁場の方向になるように整列していると一般に考えられています。回転する星間粒子の方向は、電磁散乱幾何学の 2 つの側面に関係しています。入射放射線場の方向に対するスピン軸の傾斜と整列の度合いです。すべての粒子が均等に対称的に整列しているわけではないため、データ ポイントの振動が観測されるのはこのためです。