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概要

認知症の行動・心理症状(BPSD)患者における抑肝散による低カリウム血症および関連症状の改善:高齢入院患者を対象とした後ろ向き研究

竹内美香穂、新谷冴香、高山明、矢野喜孝、三浦誠、本橋秀幸

抑肝散は認知症の行動・心理症状に用いられる日本の伝統薬である。抑肝散の有効性は報告されているものの、副作用に焦点を当てた研究はほとんどない。本研究では、抑肝散を投与された入院患者の副作用を後ろ向きに評価し、医薬品医療機器総合機構の医薬品副作用報告データベースに掲載されている副作用と比較した。2013年4月から2013年9月までに洛和会音羽病院で抑肝散を処方された合計21名の患者が本研究の対象者として登録された。年齢、性別、血清カリウム値、AST、ALTなどの患者プロファイルを評価した。血清カリウム値は抑肝散投与後4.3 ± 0.6 mEq/Lから3.6 ± 0.4 mEq/Lに有意に減少し、患者の61.9%に低カリウム血症が認められた。また、抑肝散による低カリウム血症の誘発には、治療前の血清カリウム値との関連が認められた。低カリウム血症の発現日は、音羽データでは2日から1,154日、JADERデータでは2日から1,533日とばらつきがあった。低カリウム血症発現までの日数に関しては、洛和会音羽病院と日本の医薬品副作用報告データベースの結果との間に有意差は認められなかった。抑肝散による治療は、治療期間が長期にわたる場合でも、患者に注意を払う必要がある。

免責事項: この要約は人工知能ツールを使用して翻訳されており、まだレビューまたは確認されていません