老化科学ジャーナル

概要

Peromyscus leucopus マウスにおける造血老化バイオマーカー

Zenghua Lin、梶ヶ谷幸子、Xingmin Feng、Jichun Chen、Neal S Young

我々は、このユニークなげっ歯類の加齢に伴う変化を特徴づけることを目的として、若齢（2～9か月）、中齢（22～23か月）、老齢（33～46か月）のPeromyscus leucopus（PL）マウスの造血表現型を分析した。高齢PLマウスの末梢血中の単球数は中齢および若齢マウスよりも有意に多く、血液、脾臓、骨髄中のCD44+細胞の割合も高齢PLマウスの方が高かった。我々は、血中単球数の増加と造血細胞CD44発現の上方制御は、PLマウスの2つの有用な老化バイオマーカーであると結論付けた。