アグロテクノロジー

概要

ジンバブエのムバレ・ムシカとムトコの園芸システムにおける重金属レベルと成人の健康リスク評価

サミュエル・コダニ*、エリアス・チプンザ、スタニスラウス・ズヴァリムワ

ハラレのムバレ・ムシカ野菜市場とその主要供給元のひとつであるムトコからのキャベツ、ツンガ（マスタード）、インゲン豆、トマトで、カドミウム、クロム、コバルト、ニッケル、鉛の濃度が測定された。キャベツとツンガは鉛濃度の規定安全限度を超え、トマトとサトウキビはカドミウムの閾値0.02 ppmを超えた。野菜の危険指数は、特に鉛とカドミウムで成人の健康への影響を示し、ATSDR（毒性物質疾病登録局）によると危険指数もすべて単位を上回っていた。園芸投入物の評価では、灌漑用水がWHO規定のカドミウムとクロムの閾値を超えていたことが示された。肥料中のクロムと鉛の濃度が高く、ムトコの園芸システム内の重金属のほとんどが人為起源であることを示している。農業投入物中の重金属レベルを規制するための介入が必要である。