幹細胞研究と治療のジャーナル

概要

幹細胞移植後に再発したB細胞系急性リンパ性白血病患者におけるブリナツモマブの有効性には、移植片対白血病が関与している可能性がある

アンヌ＝マリー・ロンケッティ、クリストフ・ルブフ、エマニュエル・ラフー、ドミニク・ボリーズ、ナタリー・デディン、エティエンヌ・ランリン、ニコラ・ボワセル、レジス・ペフォー・ドゥ・ラトゥール、エルヴェ・ドンブレ、アンヌ・ジャナン、ジェラール・ソシエ、トマ・クルーゾー

我々は、同種幹細胞移植後に再発した急性リンパ性白血病におけるブリナツモマブ治療後のGvLの初めての臨床例を報告する。この影響は皮膚GvHDを伴い、皮膚生検、免疫染色、FISHによって記録されている。したがって、我々は、この患者においてGvHDが病気の根絶に寄与し、同種異系の設定がGvL効果を介してブリナツモマブの免疫学的有効性を強化した可能性があると仮定する。ブリナツモマブは、実際には、同種幹細胞移植後の再発および/または再発予防における非常に興味深い治療アプローチとなる可能性がある。