モニク・マンクーソ*、レナータ・ザッコーネ、フランチェスカ・カレッラ、パオラ・マイオリーノ、ジョナータ・デ・ヴィコ
この研究では、汚染されたヴォルトゥルノ川河口の野生のカニCarcinus aestuarii標本における貝殻病症候群(SDS)の初めての症例が報告されています。採取されたカニは、外骨格にびらん性および潰瘍性の「黒点」病変を示しました。組織学的には、病変は軽度から広範囲かつ重度の損傷および激しい血球浸潤にまで及びました。細菌分離により、キチン分解活性を持ついくつかの海洋細菌種の存在が確認されました。著者らは、汚染された水域に生息する野生のカニにおけるSDSの検出は、この環境の健康状態をモニタリングするために使用できると示唆しています。