概要

術後ステロイド療法中の炎症性腹部大動脈瘤の外科的修復後の大動脈十二指腸瘻が原因と思われる致命的な消化管出血

池田明彦、塚田亨、小西泰輔、松崎寛治、軸谷智明

炎症性腹部大動脈瘤(AAA)の開腹手術後のステロイド療法中に、大動脈十二指腸瘻によって生じたと思われる致命的な消化管出血の症例を報告する。症例は71歳男性で、炎症性AAAのグラフト置換術を受けた。術後に持続したC反応性タンパク質の上昇と新たに生じた腹水は、プレドニンの経口投与によって改善した。ステロイド療法は術後5か月まで継続されていたが、その時点で致命的な消化管出血を起こした。我々は、消化管出血は大動脈十二指腸瘻によって生じたと推測し、この病態の病因について考察する。

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