ウゴリーノ・カルデナス・コルメナレス
彼の博士論文では、非常に低用量の除草剤の基本的な細胞内作用様式を研究するための方法を定義し、主に単一細胞といくつかの塊からなる大豆細胞懸濁液で、シマジンとベンタゾンという 2 つの市販除草剤に対してこれをテストするために設計されたさまざまな研究が発表されました。
線量の増加に伴う微細構造の除草剤による損傷の進行を判断するために、TEM 観察用の高速技術が開発されました。この技術は、ヒト白血球および動物組織ですでに実証されている手順に基づいています。ここで詳細に紹介するこの技術により、単一の細胞を上記の除草剤で 40 分間処理し、固定、脱水、包埋し、約 6 時間で切片化の準備ができました。同じ高速技術により、シトクロム c オキシダーゼ研究の前に、分離された大豆ミトコンドリアの完全性を観察することもできました。
植物、ヒト、動物のミトコンドリアの間には大きな類似性があることが、かなり以前から観察されてきました。上記の大豆ミトコンドリアを観察するための高速技術は、前述の器官間の大きな類似性のため、いったん適応すれば、ヒトと動物のミトコンドリアの研究にも役立つと考えるのが妥当でしょう。