パク・ヘミン、ハン・ジンジュ、イ・ミンギュ、チャン・ヨンホ、ソン・ウォンモ
ポリマー攻法中のポリマー保持は細孔径の減少を引き起こし、それが原油回収に悪影響を及ぼす可能性がある。特に、高浸透性システムではあり得ない低浸透性貯留層では、粒子表面へのポリマー吸着のため、ポリマー攻法のEOR効果は水攻法に比べて優れていないだろう。この現象は、より高濃度のポリマー溶液を注入するほど顕著になる。本研究では、低浸透性砂岩スラブの2D 5スポットパターンの1/4について、注入されたポリマー溶液が流線に対応する異なるせん断速度で流れるポリマー攻法中の原油回収プロセスを調査した。結果は、最終回収率が0 ppmの場合よりも1,000 ppmの場合の方が1.9倍高いことを示した。攻法中に形成されたポリマー吸着層は、1,000 ppmのポリマー溶液の有効浸透性を低下させた。そのため、原油の流れが容易になり、水分カットが99%に達する段階が緩やかになった。