概要

持続性肺高血圧症および中等度から重度の低酸素性虚血性脳症を伴う6症例に対する吸入一酸化窒素療法を用いた低体温療法の経験

木畑啓介、鍋谷誠、七恵豊、裕之、山王

2002年から2014年までに、吸入一酸化窒素(iNO)療法を併用した治療的低体温療法(TH)が施行可能であった6例と、THを施行・中止しえた持続性肺高血圧症(PPHN)1例を経験した。これら6例で合併症はなかった。TH療法とiNO療法を完全併用した6例(TH+iNO群)とTH療法のみを行った38例(TH群)で、周産期因子、1歳頃のMRI所見、粗大運動機能分類システム(GMFCS)、1歳半頃の発達商を比較した。(TH+iNO群)と(TH群)で、周産期因子、MRI所見、GMFCS、発達商に有意差はなかった。これらの結果から、iNO療法を併用したPPHNを伴うHIE症例に対して、呼吸・循環の安定を保ちながらTHを安全に施行できることが示された。 TH 療法を安全に実施できる症例の基準を明らかにするために、iNO 療法を受けた PPHN 症例をさらに調査する必要があります。

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