ゼルフン・トーマス*、エルフィネシュ・シクル、アレマー・サイード
Phytophthora colocasia eによって引き起こされるサトイモの葉枯れ病は、世界中のサトイモ生産における主な制限要因です。病原体に対するサトイモの遺伝子型の耐性の知識は、サトイモの葉枯れ病の効果的な管理に非常に重要です。2017年に、エチオピア南部のウォライタとケンバタ・テンバロ地域のサトイモ栽培農家の畑27か所でサトイモの葉枯れ病の調査が行われました。アレカ病理学研究所で合計15の代表的なPhytophthora colocasiae分離株が分離されました。この分離株の毒性試験は、切り離し葉ディスク法を使用して実施されました。15のP. colocasiaeのうち、ソド・ズリアで収集された分離株Aは、葉に広範囲の壊死性病変を形成し、病原体は他の14の分離株と比較して最も毒性が強いことがわかりました。次に、毒性試験によって最も攻撃的なP. colocasiae分離株(A)が同定され、3×10 4胞子嚢/mlの濃度に調整され、温室で5つのサトイモ栽培品種に接種された。最後に接種から3日後に、平均病変径を6日間連続して24時間間隔で測定した。研究の結果、試験した栽培品種のほぼすべてが病原体に感染しており、P. colocasiaeに免疫のある品種は見つからなかったことが示された。Bolloso-IはMLD 22 mmで抵抗性であったが、2つの栽培品種、Yeda(MLD 35 mm)とDolka(MLD 30 mm)は中等度抵抗性(MR)反応を示した。栽培品種Molia(MLD 50 mm)とYiteria(MLD 65 mm)は、それぞれ感受性と高度感受性反応を示した。本研究の結果は、病気の総合的な管理において宿主抵抗性が果たす役割を実証している。今後の研究では、P. colocasiaeに対する追加のタロイモ遺伝子型を評価することに向けられるべきである。