アレクサンドラ・グラストー、トーマス・ギロー、パトリック・ダニエル、セゴレーヌ・カルベス、ヴァレリー・シェノー、ミシェル・ル・エナフ *
養殖業界で一般的に使用されている殺生物剤としてグルタルアルデヒド、クロラミン-T、ブロノポール、Incimaxx Aquatic®、過酸化水素が、ニジマスの有眼卵の殺菌において F. psychrophilum に対してどのような効果を発揮するかを調査しました。Flavobacterium psychrophilum に対しては、in vitro で静菌試験およびエチジウムモノアジドブロマイド PCR アッセイを使用した殺菌試験を実施し、ニジマスの有眼卵を 240 [°C × 日] で処理した場合の化学処理の影響を in vivo で調査しました。ブロノポール(最大 2,000 ppm)、クロラミン T(最大 1,200 ppm)、グルタルアルデヒド(最大 1,500 ppm)、過酸化水素(最大 1,500 ppm)、または Incimaxx Aquatic®(最大 185 ppm、過酢酸当量)との 20 分間の接触は、F. psychrophilum に対して有効であり、有眼卵/稚魚の生存率には影響しませんでした。総合的に、ここで得られたデータは、有眼卵の消毒に一般的に使用される濃度と処理期間が、F. psychrophilum に対する有効性に関して大幅に過大評価されていることを明確に示しています。研究した 5 つの殺生物剤を使用した新しい処理条件は、F. psychrophilum に対して殺菌効果があり、ニジマスの有眼卵に対して安全です。本研究では、養殖業者が有眼卵を効果的かつ安全に消毒できるように、魚類病原体に対するいくつかの化学物質をテストする実験的アプローチを開発しました。