ヤエル・ウィルチェク・アヴィアド
本研究では、自我アイデンティティの形成レベルに関して、イスラエル生まれの若者と移民の若者(中退者と勉学に励んでいる若者の両方)の相違を調査した。この研究は13~18歳の青少年を対象に実施され、そのうち191人(39.9%)がイスラエル生まれの若者、288人(60.1%)が新移民であった。青少年のうち239人は勉学に励んでいる学生で、240人は中退者であった。イスラエル生まれの若者と移民の若者の比較では自我アイデンティティのレベルに違いは見られなかったが、中退者と勉学に励んでいる学生を比較すると、民族的出身、年齢、性別に関係なく、学校を中退した青少年の自我アイデンティティのレベルが最も低いことがわかった。