カルロ・リゾット、リディア・サヴィ、ロレンツォ・ピネッシ、マリオ・グイドッティ、ステファノ・オンボーニ、ジョルジョ・ザンチン
背景:片頭痛発作は通常いつでも起こりますが、特に休日や平日に起こります。週末に発作が起こる患者に対する抗片頭痛薬の有効性に関する証拠は限られています。
目的: 3 つのランダム化二重盲検クロスオーバー研究の個別データを統合して分析し、週末と平日の片頭痛発作に対する 4 種類のトリプタンの有効性を評価する。
方法:片頭痛の既往歴がある被験者は、前兆の有無にかかわらず、フロバトリプタン 2.5 mg またはリザトリプタン 10 mg (研究 1)、フロバトリプタン 2.5 mg またはゾルミトリプタン 2.5 mg (研究 2)、フロバトリプタン 2.5 mg またはアルモトリプタン 12.5 mg (研究 3) に無作為に割り付けられました。各患者は、クロスオーバー試験プロトコルで確立されたように、両方の 3 か月間の期間中に各薬剤で最大 3 回の発作を治療するよう求められました。この後ろ向き分析では、平日に発生する片頭痛発作と週末に発生する片頭痛発作を区別しました。週末と平日の薬剤の有効性を比較しました。
結果:治療意図集団の患者 346 人のうち、188 人 (54%) は週末にも片頭痛発作を起こした。全体では、週末に 569 回の発作が起こり、平日に 1,281 回起きた。2 時間後の無痛の割合は、週末と平日の発作で、フロバトリプタン (26% 対 27%) および比較薬 (34% 対 32%) で有意差はなかった。週末と週末以外の発作で頭痛緩和エピソードも同様に表れた (フロバトリプタン: 40% 対 42%、比較薬: 49% 対 43%、p=NS)。逆に、週末の発作の 48 時間以内の再発率は、平日の発作と比較してフロバトリプタンで有意に低かった (17% 対 30%、p < 0.05) 一方、比較対象ではこの結果は観察されなかった (週末 34% 対 平日 40%、p = NS)。
結論:私たちの研究は、フロバトリプタンが週末の片頭痛発作の治療に特に好ましい選択肢であるという初めての証拠を提供します。