ナディーン・ハダッド、ハラ・アブー・ナジャ、サビーネ・カスフ、アデラ・パエス・ヒメネス、ガーダ・アブ・ムラド、ワリド・アンマル、ナダ・ゴーン
はじめに:レバノンでは、1996 年に MMR が 12 か月齢と 4~5 歳で導入されました。2014 年には、2 回目の MMR 接種が 18 か月齢に変更されました。全国の MMR 接種率は 79% と推定されていますが、2014 年 12 月にはおたふく風邪の全国発生率が 6 倍に増加しました。この研究の目的は、レバノン国民の間でおたふく風邪ワクチンの有効性 (VE) を判定し、予防接種政策の指針とすることです。
方法: 2014W46 から 2015W11 の間に疫学調査プログラムに報告された臨床および確定したおたふく風邪の症例は、レバノン人で 1.5 歳から 19 歳であれば対象となりました。対照群は、同じ地域の電話帳を使用して無作為に選択され、年齢と居住地が 1:1 でマッチングされた対照群でした。情報は構造化電話インタビューによって収集されました。おたふく風邪ワクチン接種状況は、MMR 接種の有効日付に基づいていました。データはEpidata 3を使用して入力され、Stata13を使用して分析されました。条件付きロジスティック回帰を使用して、1回および2回の接種のVE((1-OR)× 100)とおたふく風邪罹患のOR(95%CI)を推定しました。
結果: 91人の症例と91人の対照が含まれていました。症例の36%のみがワクチン接種カードを持っていたのに対し、対照では71%でした(p<0.001)。症例の94%はワクチン接種を受けていなかったのに対し、対照は51%でした(p<0.001)。ワクチンの有効性は、1回接種で60%(CI = -27%:88%)、2回接種で88%(CI = 60:96%)と推定されました。
結論: MMRワクチンの2回接種は、文献で見つかった結果と同様に、おたふく風邪に対して88%の有効性と推定されました。高い MMR 接種率を達成し、ワクチン接種の記録を保存することに対する国民の意識を高めることに重点を置く必要があります。