タナワット チャイフォンパチャラ、エグカプン バムルンスク、チチャノク チツワエン、カンティマ サムチュン、キティサック クラエオ チャンスク
本研究では、タイのサムットソンクラーム県でエリンギ茸抽出物の幼虫の駆除と媒介蚊成虫(ネッタイシマカとイエカ)の誘引効果を評価した。幼虫駆除試験には 5 つの抽出物濃度(120、12、1.2、0.12、0.012 mg/L)を使用し、成虫蚊誘引については 3 つの濃度(100、10、1 mg/L)を調べた。幼虫駆除の結果、P. eryngii 抽出物は Ae. aegypti の幼虫を殺さず、Cx. sitiens の幼虫にはほとんど効果がなかったが、1.2 mg/LP のエリンギ抽出物では成虫の Ae. aegypti と Cx. 10 mg/L でネッタイシチメンチョウの成虫数が最も多く、次いで 1 mg/L と 100 mg/L でそれぞれ少なかった。さらに、統計分析により、P. eryngii 抽出物とオクテノールに反応した蚊の数に有意な差があることが明らかになった。この研究では、このキノコ抽出物は蚊を誘引するように開発できるが、1 つの濃度 (10 mg/L) のみがネッタイシチメンチョウの成虫の半数以上を誘引したことが実証された。