ロファエル AB*、マーシャル N、ヌール N、エル ガウィッシュ S、バハ エル ディン S、アル バハリ W、エルハラワニ S、アブドゥラ A
ジュゴン、ウミガメ、サメは世界中で刺し網の脅威にさらされている。海洋保護区(MPA)は、これらの動物に対する人間の影響を減らすための潜在的な手段の1つである。私たちは、MPAの内外に住む漁師のうち、網にかかったこれらの動物を観察した人の割合を比較する対面調査を実施した。また、同じ漁師がウミガメの卵を採取して食べたことがあるかどうかも評価した。エルバ島またはワディ・エル・ガマル国立公園(NP)に住む49人の漁師、エジプトの紅海の2つのMPA、およびこれらのMPA外に住む23人の漁師にインタビューを行った。MPAの内外を問わず、網を使用する漁師の割合は同程度であることがわかった。しかし、MPA外に住む漁師の方が、サメ、ウミガメ、ジュゴンを網で捕まえ、ウミガメの卵を食べたことがある割合が高かった。それでも、海洋保護区内に住む漁師のうち、網でサメ(76%)、カメ(71%)、ジュゴン(20%)を捕獲した割合は依然として高かった。2006年のデータと比較すると、エルバ国立公園に住む漁師のうち網でカメを捕獲した割合にほとんど違いはなかったが、今回の調査ではジュゴンを網で捕獲した漁師の割合が高くなった。その理由の1つは、2013年には網を使用する漁師の割合が増えたためである。エルバ国立公園とワディ・エル・ガマル国立公園は、ジュゴン、カメ、サメに対して包括的な保護を提供していない。エジプトの海洋保護区は紅海で最も古く、最も資源が豊富な海洋保護区の1つであることを考えると、紅海に面する他の国の海洋保護区がより良いレベルの保護を提供している可能性は低い。