新谷 秀之、林 文雄
血液中の内分泌かく乱物質ビスフェノキシ-A (BPA) の測定に、自動固相抽出 (SPE) と高速液体クロマトグラフィーが研究されました。BPA を選択的かつ高感度に検出するために、電気化学検出が使用されました。透析治療を受けている尿毒症患者の血液中の BPA の測定はまだ報告されていません。酸性化血液と酸性化 SPE 溶出液を使用して BPA のイオン化を抑制し、化合物を C-18 カラムに保持しました。人工透析は 40 年以上にわたって実施できるため、安全上の理由から、人工透析装置から尿毒症患者の血液に移行する BPA の量を、異なる滅菌方法と異なる材料で製造された異なる人工透析装置で比較しました。