エルサイード・モハメド・アブデラール、エッサム・エルシミ、タハ・ヤシン、オサマ・ヘガジー、モハメド・サード、ガマル・ア・バドラ
早期診断と最終予後の両方を改善するために、CCA を患うエジプト人患者の特徴的な人口統計学的および臨床病理学的特徴を特定する研究が行われました。2008 年 4 月から 2010 年 3 月の間にエジプトのメヌフィヤ大学国立肝臓研究所 (NLI) に CCA で入院した患者の人口統計学的、臨床的、検査データ、胆道造影検査および治療法を収集し、検討しました。患者の平均余命を評価するために、診断時から 2012 年 3 月の研究終了時まで追跡分析が行われました。研究の結果、上記の期間に 92 人の患者が CCA で入院したことが示されました。年齢の中央値は 52.2 歳でした。患者の 52.2% が遠位 CCA、37% が門脈 CCA、10.8% が肝内 CCA でした。HCV 抗体の有病率は 31% でした。 ERCP と PTD が姑息的ドレナージの主な手順であり、手術は 14 例で実施されました。末梢 CCA の 8 例には Whipple 手術、末梢 CCA の 2 例には外科的バイパス手術、門脈 CCA の 4 例には肝切除が行われました。平均生存期間は 298 日で、異なる種類の CCA の患者間で平均生存期間に有意差はありませんでした。Cox の比例ハザード モデルでは、肝硬変の存在がハザード比 6.8 で生存率低下の独立した危険因子であることが示されました。年齢、性別、初期ビリルビン値、腫瘍の種類は、生存率に影響を与える重要な因子ではありませんでした。そのため、エジプトの CCA 患者は他の患者よりも若年で受診し、ビリルビン値が高かったのです。彼らは受診が遅れたため、治癒を目的とした外科的切除はほとんど実行できませんでした。